KUNI 行政手続きナビ ← 記事一覧
退職の手続き

退職後の手続き完全ガイド|健康保険・年金・失業給付・住民税の14日以内ToDo【2026年版】

公開日:2026-05-30 最終更新日:2026-05-30 編集:北野 竜馬(KUNI編集責任者)

退職後の手続きは 「①退職時に源泉徴収票・離職票を受け取る → ②健康保険の切替(任意継続なら20日以内/国保なら14日以内)→ ③国民年金への切替(14日以内)→ ④ハローワークで失業給付の申請 → ⑤住民税の納付切替 → ⑥翌年に確定申告」 の順で進めます。 本記事は 厚生労働省・日本年金機構の公式情報 をもとに、健康保険3択の比較と期限を初心者向けに整理しました。

タイミング 手続き 場所 期限 主な必要書類
退職時源泉徴収票・離職票・健康保険資格喪失証明書を受け取る退職する会社退職後1ヶ月以内に交付
退職後すぐ健康保険の切替(任意継続)協会けんぽ/健保組合20日以内 必須任意継続申出書・身分証
退職後すぐ健康保険の切替(国民健康保険)住所地の市区町村役場14日以内 必須資格喪失証明書・身分証
退職後すぐ家族の扶養に入る家族の勤務先経由速やかに収入を証明する書類
退職後14日以内国民年金への切替(第1号被保険者)住所地の市区町村役場14日以内 必須年金手帳または基礎年金番号通知書
離職票が届いたらハローワークで求職申込・失業給付申請住所地のハローワーク受給期間は退職翌日から1年離職票・身分証・写真2枚・通帳
納付書が届いたら住民税の納付(普通徴収)市区町村役場4期分割(6/8/10/翌1月)納付書
翌年2月16日〜3月15日確定申告税務署またはe-Tax翌年3月15日源泉徴収票・控除証明書

退職の手続き、自分の状況で必要なものだけ自動表示

給与額・市区町村・離職理由を入力するだけで、国民健康保険料の概算とあなた専用のToDoリストが完成します(無料・近日リリース)。

KUNIアプリを見る

退職後の手続きで最初にやるべきことは?

退職後の手続きで最初にやるべきは、会社から「源泉徴収票」「離職票」「健康保険資格喪失証明書」を確実に受け取ること です。次に 退職翌日からの空白を作らないために、健康保険(20日以内)と国民年金(14日以内)の切替 を最優先で進めます。

退職に伴う手続きは 「健康保険」「年金」「税金」「失業給付」 の4ジャンルに分かれており、それぞれ期限と窓口が違います。特に健康保険と年金は 退職翌日から空白期間が発生する ため、退職前後の数日で動く必要があります。

実体験Tips

私(北野)が退職したとき、最初に詰まったのは 「離職票が届くまで2週間、健康保険の選択を保留してたら20日を過ぎそうになった」 ことです。任意継続は 退職翌日から20日 という厳格な期限で、過ぎると選べません。健康保険の3択は 離職票が届く前に 決めておくのが正解です。

会社から受け取る書類は何ですか?

退職時に会社から受け取るべき主要書類は、①源泉徴収票(年末調整・確定申告用)、②離職票1・2(失業給付申請用)、③健康保険資格喪失証明書(国保切替に必要)、④年金手帳または基礎年金番号通知書、⑤雇用保険被保険者証 の5点です。離職票は退職後10日〜2週間ほどで郵送されるのが一般的です。

離職票が届かない場合の対応

退職後3週間経っても届かない場合、会社の人事・総務に 催促してください。会社はハローワークに10日以内に離職証明書を提出する義務があります。それでも届かない場合は、ハローワークに相談すれば代わりに会社へ請求してくれます。

健康保険資格喪失証明書とは?

国民健康保険に切り替える際に必須の書類です。会社(または健保組合)が発行します。自動で発行されないこともあるため、退職時に依頼しておく のが確実です。発行されない場合は、退職証明書でも代用できる自治体が多いです。

退職後の健康保険3択はどれを選ぶべきですか?

退職後の健康保険は 「①任意継続(最長2年・元の保険料の最大2倍)」「②国民健康保険(前年所得ベース・自治体差大)」「③家族の扶養に入る(年収130万未満)」 の3択です。扶養に入れるなら扶養が最安、それ以外は 任意継続と国保の保険料を試算して安い方 を選ぶのが定石です。

① 任意継続被保険者制度

退職前に加入していた健康保険を 最長2年 継続できる制度です。保険料は 会社負担分も自己負担 になるため、在職時の最大2倍程度に。ただし上限額があるので、高給だった人ほど任意継続が有利になる傾向があります。

申請期限:退職翌日から20日以内(過ぎると選択不可)

② 国民健康保険

住所地の市区町村役場で加入手続きをします。保険料は 前年の所得 をベースに計算され、自治体ごとの料率で大きく変わります。

申請期限:退職翌日から14日以内

減免制度を確認

会社都合退職(特定受給資格者)の場合、国保には 前年給与所得を30%として計算する特例 があります。自己都合でも収入激減時の減免制度がある自治体が多いので、窓口で必ず確認しましょう。

③ 家族の扶養に入る

配偶者や両親の健康保険の扶養に入れば 保険料負担ゼロ。要件は「年収130万円未満(60歳以上または障害者は180万円未満)」かつ「被保険者の年収の2分の1未満」です。失業給付を受給中は 日額3,612円以上だと扶養に入れません

3択をどう選ぶ?判断フロー

  1. 家族の扶養に入れるか確認(年収要件+失業給付の日額確認)
  2. 入れるなら扶養を選ぶ
  3. 入れない場合、任意継続と国保の 保険料を試算(市区町村窓口で国保の概算、健保組合で任意継続額が分かる)
  4. 安い方を選ぶ。なお、2年目以降は国保の方が安くなることが多い
実体験Tips

会社都合退職で離職票に 特定受給資格者 の記載がある場合、国保の保険料が大幅に軽減されます。私の周りでも「任意継続を選んだけど、国保にすればよかった」という人が多いので、必ず両方試算してから選ぶ ようにしましょう。

国民年金への切替はどう進めますか?

退職翌日から14日以内に、住所地の市区町村役場の国民年金窓口 で第1号被保険者への種別変更届を出します。必要書類は 年金手帳(または基礎年金番号通知書)と本人確認書類 です。保険料は月額16,980円(2025年度)。失業中は 「失業等による特例免除」 が利用できる場合があります。

手続きの流れ

  1. 住所地の市区町村役場の国民年金窓口へ行く
  2. 「国民年金被保険者種別変更届(第1号被保険者)」を記入
  3. 年金手帳または基礎年金番号通知書を提示
  4. 本人確認書類を提示
  5. 後日、日本年金機構から納付書が届く

失業中の免除制度

退職して収入がない場合、「失業等による特例免除」 を同時申請できます。前年所得に関わらず免除が認められる場合があり、保険料を払えない期間も 年金受給資格期間にカウントされる ため、必ず申請しましょう。

実体験Tips

マイナンバーと年金番号が連携済みなら、市区町村役場の 国民健康保険と国民年金の窓口は隣同士のことが多い ため、まとめて手続きできます。健康保険資格喪失証明書を持って一度で済ませましょう。

失業給付(雇用保険)の申請手順は?

失業給付の申請は、離職票が届いたら住所地のハローワークで求職申込を行う ことから始まります。自己都合退職は7日間の待期期間+1ヶ月の給付制限期間(2025年4月改正)会社都合退職は7日間の待期期間後すぐに受給開始 となります。受給期間は退職翌日から1年以内。

必要書類

申請の流れ

  1. ハローワークへ離職票を持参
  2. 「求職申込書」を記入して窓口へ提出
  3. 「雇用保険受給資格者のしおり」と説明会日程が渡される
  4. 指定日の説明会に参加
  5. 7日間の待期期間(全員)+自己都合は1ヶ月の給付制限
  6. 認定日ごとにハローワークへ行き、失業認定を受ける

給付額の目安

離職前6ヶ月の平均賃金の 50〜80%。上限は年齢により6,290〜8,490円/日(2025年度)。給付日数は離職理由・年齢・被保険者期間により90〜330日。

受給期間は1年

離職日翌日から 1年以内 に申請しないと、給付日数が残っていても受け取れなくなります。病気や妊娠出産で求職活動ができない場合は、受給期間延長申請(最大3年)が可能です。

住民税はどう支払えばいいですか?

在職中は給与から天引き(特別徴収)でしたが、退職後は 普通徴収に切り替わり、市区町村から納付書が届きます退職月によっては最後の給与から残額が一括徴収 されることもあります。普通徴収は 6月・8月・10月・翌1月の4回分割 で支払うのが基本です。

退職月による違い

支払いに困ったら

退職後は前年所得ベースで計算された住民税が 無収入の状態でかかってくる ので、家計が苦しくなりがちです。納付が困難な場合は、市区町村の税務課に相談すれば 分割払い・徴収猶予 に応じてくれる場合があります。

退職後に確定申告は必要ですか?

年の途中で退職して年末まで再就職しなかった場合、年末調整を受けられないため確定申告が必要 です。源泉徴収票、国民健康保険料・国民年金保険料の控除証明、医療費領収書などを集めて、翌年2月16日〜3月15日 に税務署またはe-Taxで申告します。払いすぎた所得税が還付されるケースが多い ため、必ず実施しましょう。

申告に必要な主な書類

還付申告は5年間有効

還付申告のみであれば、翌年1月1日から5年間 申請できます。確定申告期間(2/16〜3/15)を過ぎても、忘れていれば後からでも申告できます。

実体験Tips

退職した年は 源泉徴収で多めに引かれている ことが多く、確定申告で 数万円〜十数万円が還付される ケースが多いです。私(北野)も初めて退職した年は約8万円戻ってきました。国民健康保険料・国民年金保険料は全額が社会保険料控除 になるので、控除証明書を確実に集めましょう。

よくある質問

退職後の健康保険は3択のうちどれを選ぶべきですか?

「任意継続(最長2年・退職前の保険料の2倍が上限)」「国民健康保険(前年所得ベースで計算・自治体差大)」「家族の扶養(年収130万未満が要件)」の3択です。一般に、扶養が入れるなら扶養が最安、それ以外は任意継続と国保で保険料を試算して安い方を選ぶのが定石です。

離職票が届きません。いつごろ届きますか?

退職後 10日〜2週間ほどで会社から郵送 されるのが一般的です。3週間以上届かない場合は、会社の人事・総務に催促してください。届かないとハローワークで失業給付の申請ができません。

失業給付はいつから受け取れますか?

自己都合退職の場合、7日間の待期期間+給付制限期間(2025年4月改正で1ヶ月に短縮) を経て受給開始です。会社都合退職は7日間の待期期間後すぐに受給開始となります。離職票が届いたらすぐにハローワークで求職申込を行いましょう。

住民税はどう支払えばいいですか?

在職中は給与天引き(特別徴収)でしたが、退職後は普通徴収に切り替わり、市区町村から納付書が届きます。退職月によっては最後の給与から残額が一括徴収されることもあります。翌年5月まで 4回分割で支払う のが基本です。

退職後に確定申告は必要ですか?

年の途中で退職して年末まで再就職しなかった場合、年末調整を受けられないため確定申告が必要 です。源泉徴収票・国民健康保険料・国民年金保険料の控除証明を集めて、翌年2月16日〜3月15日に申告します。払いすぎた所得税が 還付される ケースが多いです。

退職後の家計シミュレーション、アプリで自動計算

給与額・市区町村を入力するだけで、国民健康保険料の概算とあなた専用のToDoリスト・期限カウントダウンが完成します。

KUNIアプリを見る